「災害と建設ウェブ展」でコンテンツを担当する編集長が、災害と建設の関わりなどについて当事者に聞くシリーズ。第1回目は、令和元年東日本台風(台風19号)で大きな被害を受けた長野県南佐久地域で、被災直後から復旧活動などに駆け付けた長野県建設業協会南佐久支部の北原裕一支部長に、当時の状況や、建設業としてどんなことをしたのかを聞いてきた。
災害が発生したとき、実は現場に最も早く駆け付けるのは、地域の建設業だ。なぜ地域建設業が真っ先に向かうのか、そしてどんなことをしているのか――。地域を知っているからこそ、直後から復旧活動にあたり、自衛隊が入れるように通り道をつくり、安全を確保する。災害において、建設の仕事が果たす役割は大きい。