長野の災害を知る
台風や豪雨、大雨を原因とする気象災害は近年、日本のどこかで毎年のように発生している。豊かな自然に囲まれた長野県は、一方で急峻な地形を持ち、複雑な地質構造で構成されているため、災害とは切っても切り離せない。だからこそ、そこに住む私たちは、地震や台風、大雨、氷雪などによる災害の記憶を受け継ぎ、備えておく必要がある。大切なのはしっかり避難することと同時に、県土を強靱化し、また被災した後には速やかに復旧・復興できるようなインフラを整えることだ。また、大きな被害がでなかった雨や雪でも、その影で被害を食い止めたインフラの存在がある。