その他の災害事例

稗田山崩れ【1911年8月】

北安曇郡小谷村の稗田山で1911年8月8日に発生した山腹崩壊。大量の土砂が浦川を流下して川沿いの住戸を飲み込み23人が亡くなった。その後、土砂混じりの水で堰き止められた姫川が決壊し、小学校や郵便局、役場や民家などが埋もれた。

この災害では、流加した土砂により大きな被害が出ただけでなく、その土砂が姫川本川をふさぎ、流れを止めてしまいということも起きた。これにより上流側に「長瀬湖」と呼ばれる天然ダム湖ができるほどで、その長瀬湖も翌年1912年の4月と5月に発生した2回目・3回目の崩壊により完全に決壊し、下流に残っていたわずかな人家ともども流失している。

1707年の大谷崩れ(静岡県)、1858年の鳶山崩れ(富山県)とともに日本三大崩れの一つとされる。