大雨の災害事例
茅野市下馬沢川土石流【2021年9月】
9月5日に降った大雨の影響で茅野市の下馬沢川で土砂や流木が発生し、川沿い一帯の住家などが被災した。9月9日に国土交通省が行った調査では、川の上流部で表層崩壊が多く確認されたという。削られた土砂が下流の水路の断面を狭め、広い範囲で溢れたものとされる。
これにより1万m3以上の土砂が流出し、生活道路や住宅地などに溜まって、地域生活がマヒした。
地域建設業による復旧
県建設業協会諏訪支部と茅野市建設業協会の会員らが復旧にあたり、約2週間に渡って撤去作業を行い、日常生活を取り戻した。
被害拡大を防いだ防災インフラ
この災害では、川の上流に整備された3基の砂防堰堤が数百~数千立法メートル程度の土砂を堰き止め、さらなる被害の拡大を防いだことが確認されている。